日本を飛び出した馬鹿

各国首脳に「脱官僚」説く=金融サミットで鳩山首相


24日開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)で、鳩山由紀夫首相は官僚依存の討議に陥らないよう、各国首脳に「脱官僚」を訴えた。
 G20の運営のあり方が議論された24日夜の夕食会。席上、首相は「参加国の数が多いと事前調整が必要になるが、事前調整をすればするほど官僚の意向が強く反映されてしまう」と指摘。その上で、「首脳自身が指導力を発揮することが必要だ」と政治家主導論議が必要と強調した。 





これはひどいはてなブックマーク的な感じで)


以前から馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、


まさか外国にまで馬鹿を輸出する気か



当たり前の話だが、官僚だろうと政治家だろうと、
諸外国にとっては同じ日本という競争相手であり、交渉相手でしかない。
よくある例えだが、総理大臣が社長なら、官僚は従業員に例えられる。
鳩山さんは社長でありながら、これまで従業員に
「てめーらはクズだ。人間のゴミだ。清く正しく美しい俺様が消毒してやる」
なんてことを言ってきたわけだが、それでも会社内だからまだ理解のしようがあった。
これが外国にまで話が飛ぶと、本気で脳に温暖化ガスの出すぎを心配しなくてはならないほど馬鹿らしいことである。


日立の社長が、三菱の社長相手に交渉してるときに
「交渉結果に日立の社員の意向が出るとよくない」
と言ったらどうなるだろうか?

三菱の社長は「日立の社内は意思決定方法がなっていない」あるいは
「こいつは裸の王様なのか」と判断するだろう。

もっと言えば、「こいつは交渉相手に値しない」
もしくは「組みやすし。弱みに付け込める」と判断されるのがオチである。


だってそうだろう。
たかだが数十人相手の交渉事でさえ事務員に自分の意向を伝えることができないトップに、
交渉の結果決まった約束事を実行できるはずがない。

約束事を実行するために約束の内容を自分の意向として事務員に伝えることができないってことなんだから。


重ねて言う。
トップに必要なのは、事前交渉を避けることではなく、
事前交渉をする官僚に自分の意向を伝えて、自分の意向=事前交渉の意向
にして事前交渉に臨ませることである。
そんなことすらできないトップには、誰も本気の約束なんてしてくれない。→人気ブログランキングへ