こういうのは「マスコミの捏造」と何故言わない?

みんな大好き城内実ネタ。


眞鍋かをり写真使用は無断じゃなかった
(デイリースポーツ)

タレント・眞鍋かをり(28)が、衆院選静岡7区から無所属での立候補を表明している城内実氏(44)の選挙ポスターに自身の写真を使用された件で、眞鍋の所属事務所が、事前に使用を了解していたことが31日、わかった。双方の仲介役を務めた制作会社の関係者が明かしたもの。事情を知らなかったのか眞鍋は自身のブログで「その方とはまったく関係ない。困惑している。なぜこのように使われたのか」とコメント。大きな騒動となっていた。またこの日、城内氏サイドは問題のポスターを撤去し、騒動の沈静化を図った。
  ◇  ◇
 衆院選直前に起こった“ポスター騒動”のドタバタ。何と眞鍋の所属事務所が、城内氏の後援会に対し、事前に使用の承諾をしていた。
 双方の事務所の仲介役を務めた制作会社の代表A氏が、報道各社に騒動の経緯を説明したFAXを送付。それによると、昨年夏に城内氏が眞鍋とホームページ用の対談を行ったことが縁で、今年6月に城内氏の後援会とA氏の間で眞鍋の写真を使用したポスターの作成案が浮上した。A氏が城内氏側と眞鍋の所属事務所幹部B氏の仲介役となり、眞鍋の写真と、その使用許可を得たという。
 だが、何も事情を知らなかったのか、眞鍋は29日付のブログで「政治に関して特定の人物を応援することはありえない」などと自身の写真掲載について激怒。城内氏側も「許可はいただいている」と反論。ポスターを回収する考えはないとしていた。
 騒動はさらに飛び火。選挙前に特定の政党や候補者を支持する者の出演は放送倫理にかかわる問題だけに、フジテレビは所属事務所と話し合い、眞鍋がコメンテーターとして出演する30日の情報番組「とくダネ!」の出演を見合わせた。同局は今後について「週明けに決まる」とコメント。出演は未定だ。
 結局、城内氏側は、眞鍋の芸能活動へ支障を与えるのは本意ではないと、31日、問題のポスター約700枚を撤去した。HP上に掲載していた眞鍋との対談動画も削除。事態の沈静化を図った。
 デイリースポーツ紙の取材に眞鍋の事務所は「担当者がいないので答えられない」と話すのみ。また仲介役のA氏は、騒動の非は自分にあるとして「私からの説明不足により眞鍋かをりさん側に正確な意図が伝わらず、今回このような事態を招いてしまいました」と説明し謝罪した。




眞鍋かをり写真使用は無断じゃなかった」とデイリースポーツは報じていますが、これが捏造だったようです。
http://www.avilla.jp/pc.html
(眞鍋さんの所属事務所のページ)
2009年8月1日

マスコミ各位

眞鍋かをりのポスター掲載許可に関して


 7 月 31 日付で株式会社オフィスプロペラ側がマスコミ各位に送達した文章について、当社として 2 点ご説明申し上げます。


(1) 「掲載許可とその写真を入手」とオフィスプロペラ側が主張されていますが、当社はオフィスプロペラ側に対して、ポスターおよびインターネット上での眞鍋かをりの掲載許可は一切しておりません。


(2) 眞鍋かをりの「写真を入手し」に関しては、オフィスプロペラとの通常のイベント業務による写真入手であり、ポスター使用のために写真を貸与したわけではありません。


 以上、所属事務所としては、今回の城内みのる氏の一件に関して、オフィスプロペラ側の、写真無断使用により多大な迷惑をこうむったことを報告させていただきます。


株式会社 アヴィラ 代表取締役 原 徹



以上、眞鍋かをりさんの事務所の代表取締役自ら、「城内氏のせいで多大な迷惑をこうむった」と述べています。
そもそも、上のデイリースポーツの記事は、内容を読めば「仲介人を自称するA氏という人物が出てきて『自分が写真使用の許可を得た』と言っている」
というだけで、これに「眞鍋かをり写真使用は許可を得ていた」という題名をつけるのは捏造と言ってよいでしょう。
最大限A氏と城内氏に好意的な題名をつけるにしても、「A氏が事務所に許可を取ったつもりがとれていなかった」だけです。



この記事では一方的に「眞鍋さんの事務所が悪い」という書き方をしていますが、
そもそも、「眞鍋さんの応援メッセージが捏造された」のと
「眞鍋さんの演説会が開かれる予定になっていた」件は完全にスルー
して、「写真の使用許可は取ったんだから城内氏側には一切の非が無い」
と言わんばかりの内容は、悪質に犯人をでっちあげる行動と言ってよいでしょう。


でもいつも「マスコミの捏造」とか言ってる人間は絶対にこういうのは「マスコミの捏造」と言わない。
マスコミの捏造によって得をするのが右翼だから。
そういうのってどうかと思う。



さて。
現時点で出ている情報をひっくるめて考えると、二つの可能性が考えられる。



1.城内氏は許可を取る気などさらさらなく、最初から眞鍋さんを自分の応援団にでっちあげる気だった。
眞鍋さんから反発が来たのでピンチだと思い、急きょ「A氏に許可を取ってもらった」と言う話にして
A氏に罪をひっかぶってもらい、「自分は悪くない」ということにした


2.城内氏はA氏に許可を頼んで眞鍋さん本人から許可を得たと思いこんでいたが、
実はA氏は許可を得ていなかった。



1か2かどっちかは今ん所の情報では僕には分らない。
まあ、2だと仮定しよう。
その場合、城内氏がした過ちは次のようなものになる。


・一度話したことがある、という極めて薄い仲というかぶっちゃけ他人
を自分の応援団とするポスターを作ってばらまいたこと
(そもそもこれがすべての原因である気がする)


・他人が(何のメリットもなくデメリットが多い)自分の応援団になってくれるというA氏の
どう考えてもうさんくさい話をホイホイ信じたこと


・できたポスターを持参して「こんなのに出来上がりました!ありがとうございました!」
って感じのお礼のあいさつに行かなかった事
(使わせてもらったんだから当然の礼儀だと思う)


・相手が明らかに拒否している、ということが分かってからも
お詫びの挨拶に行かずに「許可はもらっている!」と開き直ったこと
(せめて先方の怒りを鎮める努力くらいしろよ)


このデイリースポーツの記事がyahoo!のトップニュースになったことで、
眞鍋さんがあたかも「自分で許可を出しておきながら忘れて『勝手に使われた!』と
愛国者様を攻撃するサイテーの人間」であるかのようなイメージをばらまかれたのは事実。
人気が命であるタレントに、そのことは致命的な損失になることは想像に難くない。


そういう他者の痛みをどれだけの人が考えているだろうか?
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