結論3  麻生総理大臣について

これも書いておきます。

麻生総理大臣の評価について。
僕は麻生さんは「支持」とまではいきませんが、それなりに評価しています。
かつては安倍元総理をボロクソにけなしていたので
僕のことを「反自民」だと思ってる人がいるかもしれませんが、
別に僕は反自民ではありません。


ただ、安倍元総理があまりにも酷かったから批判してただけで。
麻生さんはネオリベの安倍さんと違ってケインズ主義的な政策を多くやっていて、
なりより「まずは景気だ」というキャッチフレーズで経済政策に力を入れたし、
バランス感覚がとてもあると思います。


これが、もし某お坊ちゃま総理が総理大臣の時にリーマンブラザーズが破たんしたら、
憲法改正して戦後レジームから脱却すれば不景気も雇用もうまくいく」
なんてカンジで馬鹿を思う存分に炸裂していたことでしょう。


「百年に一度の不景気」とか何とか言ってたのに、
景気が上向きつつあるところまで持っていったのは麻生首相の功績と言っていいと思います。


ただ、当然のことですが、麻生さんは完璧ではありません。

僕が見てる限り、少なくても誰もがわかる失敗が二つ(多分もっとあるだろうけど)


一つ目は、定額給付金を金持ちが受け取るのはさもしいと言ったのに、
後で「やっぱ受け取るよ、てへ♪」とか言って発言を撤回したこと。


そりゃ総理大臣だって人間だもの。間違いはするよ。
ただ、こういう「一度言ったことを簡単にひっくり返す」態度をみて、
多くの国民は「首相なのに頼りない」と思った。
在任中高い支持率をキープし今も根強い人気がある小泉純一郎を見よ!
彼の人気の高かった理由の一つに、
「どっから沸いてくるんだその自信は」ってツッコミたくなるくらい
根拠のないことを自信満々に言ったことにある。
(別に彼の発言は全て根拠がなかったって言ってるわけじゃないぞ)


絶対に成功する保証がある政策なんてないよ。当然の話。
総理大臣だって、分かんないことの方がわかることよるずっと多いよ。
しかし、純一郎はさも全て分かってるかのように、
「俺に任せておけばOK!」って感じで振る舞った。
一部の国民はそれを見て「そんなに自信満々なら大丈夫なんだろう、任せてみよう」と思った。
(また一部の国民は「自信満々の人間なんて信用できん!」って思ったけど)


あとで「アレちょっと失敗だったな」と思う場面でも
二カッっと笑って「ん?何も問題はないよ!」
って言えるような人でないと人からは信用されない。
人間なんてそんなもんだ。
それを
「カラの自信」とか人は言うかもしれないが、国民なんてそんなもん。
例えとしてよくないかもしれないけど、
デートの前に
「あなたを楽しませることができないかもしれない」って正直にいうより
「絶対楽しい思いさせてあげる!」って根拠もなく嘘っぱちをいう男の方がモテルようなもんです。


んで。
なんで信用とか人気の話を長々としたかって言うと、
ケインズ義経済って、政府に対する信用がないと意味がないのね。

この金使っちゃっても、また稼げばいいさ!
ってノリでガンガン金を使う人がいっぱいになれば景気がよくなる
ってのが、ケインズ義経済であり、定額給付金の狙いなんだから、
「これやってもうまくいかないかも…」なんつー態度を政府がチラリとでもみせたら絶対にダメなわけ。
カラ元気でも、「絶対にうまくいくよー」っていっとかなきゃ
信用して「よし、この金使って景気対策すれば景気が上がってすぐにとりかえせるぞー」
ってならない。
総理大臣って、政策だけ考えてればいいわけじゃなくて、
根回ししてればいいわけじゃなくて、
そういうことも重要だと思う。


もう一点。
まあ、これは単純。
田母神さんをキチンと処罰しなかったこと。
彼をきちんと懲戒免職にしなくて
「降格のため定年年齢が下がったために定年退職」
なんつー歯切れの悪い結末しかできなかったのは後々絶対に災いを残すと思う。





麻生さんが悪いわけじゃないけど、中山&タモガミっていう二人の基地外がほぼ同時に出没して
さんざん足を引っ張ったってのは麻生内閣にとって大きな打撃だったよなー。
この二人って、「全体の利益のためには個人の自由は制限しなければならない」
とか言ってるくせに、麻生政権と日本政府に迷惑掛けまくってるの承知で自分の好き勝手やりたい放題するんだから、
憲法九条教信者がナイフで無抵抗の人襲う急に自己矛盾してるっていうか…
後、小渕優子少子化担当大臣にしたのもどうかと思う。


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