ホンマかいな在日特権

おまたせ(?)しました。在日特権(?)についての見解を述べます。


以前、

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在日特権」(在日コリアンが無条件で受けられる特別な権利)

地方税→ 固定資産税の減免
特別区→ 民税・都民税の非課税
特別区→ 軽自動車税の減免
年  金→ 国民年金保険料の免除
      心身障害者扶養年金掛金の減免
都営住宅→ 共益費の免除住宅
      入居保証金の減免または徴収猶予
水  道→ 基本料金の免除
下水道→ 基本料金の免除水洗便所設備助成金の交付
放  送→ 放送受信料の免除
交  通→ 都営交通無料乗車券の交付
      JR通勤定期券の割引
清  掃→ ごみ容器の無料貸与
         廃棄物処理手数料の免除
衛  生→ 保健所使用料・手数料の滅免
教  育→ 都立高等学校・高等専門学校の授業料の免除
通 名→ 仮名が公式書類にまで使える。(会社登記、免許証、健康保険証等)
    (犯罪を犯しても通名で報道される。)
    (通名で口座を作って脱税し放題)
生活保護→ 家族の人数×4万円+家賃補助5万円 ※金額については諸説あり(笑)   (仕事を持っていても給付対象から外されない)
住民票→ 在日の「外国人登録原票」は閲覧不可。

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このコピペはデマであると言いました。
有名な「在日特権」コピペですね。
言いましたっていうか、過去形でもなんでもなく、このコピペはデマですね。
それについては何も変わっておりません。
ただ、「在日に対する優遇措置」ってのが実際にあったようで、それで話題が沸騰しております。


伊賀市、昨年度までの「在日」の減免認める 市県民税を半額に
(関係無いけど、一応僕のこの事件に対する見解。断じてこのような措置は平等の観点から断じて許してはならず、平等に税をとるべきである。
朝鮮総連と民団は今すぐ解散するべきである。)



この事件が明るみに出たことで、
上のコピペは嘘だったけど新しい在日に対する優遇措置が出た!
→こっちを新しい「在日特権」にする!
→というわけで在日特権は本当でした!
→というわけで「在日特権はデマ」と言った奴は嘘つきです!
→というわけで「在日特権はデマ」といった者には謝罪と賠償を要求する!



という楽しい頭脳回路のもと、当ブログにもたくさんの謝罪と賠償の要求が来ております。




ちょっとまて。


つっこみどころが多すぎて追いつかないけど、まずは謝罪と賠償を要求するなら、まずは
捏造コピペを根拠もなく信じて広めたことをキッチリ謝ってからそういう要求しろよ。
それが筋ってもんだろ。
それから、僕が言ったのは上のコピペの方の「在日特権」を捏造だと言っただけで、後出しじゃんけんよろしく
「こっちを在日特権とします」って言ってもってこられても、
そんなものまで責任とれねえよ。
あと、これは言葉の定義の問題だが、これって「特権」か?
特権じゃなくて「在日であることを利用した不正」だろ?


言葉遊びめくけどさ、
辞書で引いてみると、


特権=特別の権利。ある身分・資格のある者だけがもっている権利。


らしいです。
さらに、権利を引いてみましょう。


権利=ある利益を主張し、これを享受することのできる資格。社会的・道徳的正当性に裏づけられ、法律によって一定の主体、特に人に賦与される資格。
「生きる-」「-をおかす」
(イ)何らかの原理や存在によって一定の主体に賦与される、ある行為をなし、またはなさぬことができる能力・資格。



まあつまり、「在日特権」って言葉なら、
「在日ならだれでももらえて、社会的、道徳的に理由があって、法律できっちり決まってる得すること」
ってことになるですかな。
グリーン車が乗り放題の「議員特権」や法律上でさまざまの優遇措置がある「女性特権」も、この定義に従ってると言えましょう。
(コピペの方の)「在日特権」も、もしそれが実在したのなら定義に従ってるよな。
まあ、社会的、道徳的に理由があればの話だけど。きっちり決めた定義があればの話だけど。


でも、新しい方の「在日特権」って、絶対に「特権」の言葉の意味からはずれてるよな?



昨年度に半減措置を受けたのは市内の定住韓国朝鮮人約400人のうち個人事業主を中心に在日韓国人35人と在日朝鮮人18人。


ってことは、約400人中半減措置を受けていたのは約一割の53人。
単純に考えれば残りの9割は定額税金を納めていたことになる。
(そりゃそうだよな。普通にサラリーマンしていれば住民税ってのは給料から天引きされるものであって、直接市の納税担当者に掛け合うなんてことは無い。)
他の自治体でも同様なケースがあるかもしれんけど、どんなに多く見積もってもこのような措置を受けているのは全在日の数パーセントで、
残りの90何パーセントは普通に税金を納めている。
しかも、別に法的に理由があるわけでもなく、発覚したらこうやってニュースになってる。
どこからみても「特権」って言葉からははずれている。
「総連と民団の不正」以外の何者でもない。
(「不正」ってのはおおげさかもしれないけど、それなら「恫喝行為」かな。とにかく、法的な裏付けがない時点で「権利」なんかではない)



なんで「特権」でも何でもないこの措置が「特権」って言葉で呼ばれているのかは言うまでもない。
もともと「在日特権」って言葉が始めにできて、その後に意味(実体)が合わさったからだ。
在日特権」と言う言葉は、差別を目的として作られた。
在日を差別したい、差別して自らを価値のある者として受け入れられたい、と思ってはいても、
「差別は悪だ」という意識が頭の中では残っていたため、直接には差別できなかった。
そこで作り出された「在日特権」という虚像によって、差別者達は差別者の烙印から解放された。
「ボクたちは特権階級に抑圧されてきた被害者だ!」とすることで、
「在日=特権階級=悪」、「自分=被害者=善」、
「在日に対する差別感」を「特権階級に対する正義感」に昇華することに成功した。
何の後ろめたさもなく「悪=自分よりランクが下の人間」を攻撃する快感を得ることができるようになった。
そのためには、「在日特権」は真実でなければならない。
在日特権」が真実でないなら、在日を攻撃するのは「既存の特権を是正する正義の使者」でなく「薄汚い差別者」になってしまう。
だから少々苦しくても、「在日特権」っぽいものは(捏造じゃなければ)在日特権にしてしまう。


これは決してある実体があってそのことを表現して「在日特権」って言葉で呼んでいるわけじゃなくて、
在日特権」って言葉が先にあって、後から意味が付け加わったものだ。
その証拠に在日特権を許さない市民の会(中身はただのプロ市民)は、この税制優遇措置について中日新聞が取りあげるまで全く何も告発していない。
このプロ市民団体、今まで一体何をやってたんだ?
あふれるほどの金を無心しといて、その程度の調査もできていなかったのか?


おまけ。
これで電波最大放出してから「やっぱこの程度の人だったのか」と見切って、なにやら「ナノゼリー」がどうなの言い出してから
完璧に人心が離れたなと思ったのそれ以降は特に関心も無かった某ブログですが、
ある人に教えられて。




http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51709738.html
(引用開始)-------------------------------------------------



 例えばこのようなことを書いていた方もおりましたね。

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在日特権を許さない市民の会」というのがあるらしいですね。
まあ、ここを見ている人には「市民の会」なんつーのがいかにいかがわしいかは十分承知だと思いますが、
それはそうと…
何度もいいますが、「在日特権」というのはネットを介して広まったデマの一つで、「在日特権」なんてものは存在しません。
詳しくは、ホンマかいな在日特権?を最初から最後まで読んで下さい。
なぜ存在しないものを「許さない」という活動ができるのか…?
はい、この時点で怪しさ爆発ですね。

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 このホンマかいな在日特権?を読んでみると、余りにも滑稽なので笑ってしまいました。当の在日達が、「そんな特権あったの、俺知らなかった」とコメントしているんですね。
 確かに当時は我々も知らなかった。しかし、当の在日が知らないわけないだろう。本当に盗人猛々しいとはこのような人たちのために存在する言葉のようです。


(引用終了)---------------------------------------------------------




つっこみどころが大すぎるw


そのすばるレベルの当てつけっぷりは、ちょっとどうなんでしょうかねえ。


まず、
在日の優遇措置が出た!
→こっちを新しい「在日特権」にする!
→というわけで在日特権は本当でした!

これだけでも十分楽しい思考回路なのに、

それに加えて
→というわけでこのコピペは本当でした!

って、楽しいを通り越して意味不明なのですが。
しかも、当の伊賀市でさえ9割は優遇措置を受けていないのですから当然その中にはそんな措置がある事なんて知らない在日がたくさんいるでしょう。
民団にも総連にも距離を置いていたら知る機会なんて無いでしょうし。
ましてや、そんな措置をしていない自治体なんて無数にあるでしょうから、全く「在日特権」なんて見たことも聞いたこともないなんている在日が無数にいても何もおかしくないでしょう。
何より、
真偽が確かで無い物を「撤廃する」と公約に出す国会議員立候補者
真偽が確かでないコピペを裏付け調査も行わずに「許さない」と活動する市民活動家(とジャーナリスト)
がいるという絶望すべき状況を露呈しているということに早く気づいた方がいいんではないかな。



結論。


在日特権」はデマであるという発言には一切の訂正を行う気はない。
しかし、言葉の定義をごちゃごちゃして「在日特権」というものを定義し直せば「在日特権は本当にありました」と言うことは可能であろう。
そんな言葉遊びに興味はない。
自分で好きなものに好きな名前つけて「在日特権」と呼びたけりゃ勝手に呼べ。
僕が重要だと考えるのは言葉遊びではなく、概念であり、本質である。
在日特権があった」とは言うことはできる。

しかし、
例のコピペ「在日特権」がデマだったということに何ら変わりはない。
在日特権を許さない市民の会」がカスだと言うことに何ら変わりはない。
瀬戸ゼリ幸先生の頭の中身がナノメートルであるという事実にも何ら変わりはない。


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