続・「南京の真実」の真実

どうも。
前回、かなり刺激的なことを言ったつもりでしたので、
炎上を期待していたのですが、全く燃え上がらずに少し残念のleftyです。
こんにちは。


ええと、幾人かの人に「この問題についてどうしたいわけ?」みたいなことを聞かれました。
「確かに東中野修道水島総キチガイだが、それでも中国共産党プロパガンダに対抗するためにやっているんだ!
だから彼らは愛国者だ!愛国無罪!」
ということでしょうか?(違うかも)


とりあえずこれに答えようかと思います。
どうしたいかって言うと、まず、


東中野修道を社会的に制裁したい。
ちらっと若い世代の学問の世界のことに触れただけで、「やばすぎ」とか「信じられない、絶望しそう」とかの反響を受けました。
そう。今の若い世代は貧窮の中でたれてくる一本の蜘蛛の糸を心の支えとして(何人もの人を蹴落とさなければ這い上がれない糸ですが)
がむしゃらにがんばっているんです。
それに対し、一度教授になってしまえば、あとはどんなにふざけたことをやっても終身雇用で一生安泰。
(おっさん世代は研究者になるのも簡単だったし)
「大学教授」という肩書きを利用して、全く専門外のトンデモ本をいかにもまともそうな本の振りをして出版し、
馬鹿を相手に金を儲ける。(学問の第一線なんて馬鹿はついてこれないから儲からないシナ)



これは純然たる学問に対するレイプであり、学問にいそしんでいる全ての研究者に対するレイプである。


許せない。はっきり言って許せない。
もっとはっきり言っちゃえば処刑したいね。
本気で処刑したい。



と、言うわけで、東中野にはある程度の制裁を加えたいんだが、そのためにはまず「東中野信者を減らすこと」、「世論を味方につけること」、この二つが必要だろう。
というわけで、繰り返し真実を述べること、東中野は詐欺師であることを伝えることをしようと思ったわけ。
これが目的の第一。
何だかんだ言って、僕はそれ相応に「事実の判定にイデオロギーを混ぜない」ことには信頼があると思うので、
「leftyがそういってるんなら東中野はやっぱり詐欺師なんだな」って思ってくれる人はそれ相応にはいるだろう。
(本当はそういうの好ましく無いんだけど。本当に真実を知りたいのなら誰の言うことも鵜呑みにせずに原典や資料を読んで欲しい)
一年前、「在日特権なんてネトウヨの作り出した捏造」なんてことを言い出したら、
あちこちからボコボコにされていただろう。
ホロン部さん、そんなに生活保護もらっといてまだ金が欲しいんですか」
「ハイハイ、さっさと地上の楽園に帰れ」「チョン死ね」「バカサヨは事実を事実と認識できないからなあ」
みたいに。
でも色んな人が繰り返し「在日特権は捏造」といったおかげで、今では2ちゃんねるなんかでは「在日特権」とか言い出す方が馬鹿にされるにまで来ている。
完全に立場が逆転してる。
一年前、
韓国はなぜ反日かは嘘、デマ、印象操作にまみれたネタサイト」と言っても誰も相手にしなかっただろう。
当サイトも2ちゃんねるにアドレス貼られて徹底的に叩かれたし。
2ちゃんねるで当サイトを叩いていたやつで、まともに反論できていた奴は皆無だった。
せいぜい「確かにこの反論には再反論できない。それは認める。でも韓国はなぜ反日か」は正しい」
みたいなこと言うだけだった。
とにかく、こっちの言うことには一切耳を貸されることなく、一方的に叩かれた。
んでも、今では2ちゃんねるで「それはネタサイトですよ」って言ってもみんな納得するだろ?
そんなもの。一々「自分の目で確かめ、自分の頭で考える」なんていうのは極々少数派に過ぎない。
大半の人間は、「みんなが言ってるから信じる」ってレベルで信じているに過ぎない。
だから2ちゃんねらーは「みんなが言ってるから在日特権はあるんんだ!」と言って「在日特権は嘘」と言ってる奴を徹底的に攻撃したその口で
「やっぱりみんなが在日特権はやっぱ嘘だったと言ってるから在日特権は無かったんだ!」と言って「在日特権」と言ってる奴を攻撃する。
というわけで、今ではネットの中では「不利な状況下で孤軍奮闘する愛国歴史学者」ってことになってる東中野修道を「馬鹿を鴨にして金を稼いでいる典型的詐欺師」というのが総意にするのは(2ちゃんねるに対しては)可能だと思う。
(いまだに博士の独り言みたいな電波が一位張ってる人気ブログランキングとかでは不可能だろうけど)



あともういっこ。政治的なりゆー。
「日本軍は野蛮な中国人と違って規律正しく勧善懲悪のサムライだから虐殺なんてするわけがない」
なんつーことを言ってる人が多いけど、こういう人間には絶対に権力を握ってほしく無い。
こういう人間は権力を握ると絶対に虐殺を起こす。
例えば日本軍は日中戦争から太平洋戦争にかけて非常に悪名高かった。
それは、原因の一つに「上がムチャな作戦をたて、下がそのムチャを必死に実行する」という日本の大手メーカー日本軍の戦争遂行のやり方にあったとされる。
明治維新日露戦争ではそのムチャが成功したから「奇跡」と呼ばれるような勝利をしたが、日中戦争ではうまくいかなかった。
日本軍は補給も十分に無いまま次へ次へと進軍命令を出したため、食料その他は「現地調達」に頼らざるを得なかった。
この「現地調達」が何を意味するのかを考えれば、日本軍が悪名高い理由は想像できる。
それから食料が無いのは捕虜殺害への原因にもなった。
「てめーらは誇り高い帝国軍人だ!一週間何も食わずに進軍しても占領先で食料を略奪したりしないし、三日三晩寝ずに戦争と言う極限状態の中にいても正気を保っていられるし、もちろん捕虜には人権を尊重した待遇をする、自分は何も食わなくても捕虜には腹いっぱい食べさせるに決まってるぜ!」
みたいな考えをしている人間が戦争を左右するのなら、これからもまた虐殺は起こるだろう。
虐殺を起こす民族、起こさない民族なんて存在しない。
虐殺は民族の特性がおこすんじゃない。状況がおこすんだ。
状況によっては、日本人も虐殺するし、中国人も虐殺する。韓国人もソ連人もアメリカ人もイラク人もイギリス人も状況さえ整えば虐殺を起こす。
というわけで、「日本軍は高潔なので虐殺なんて起こしたわけがない」なんつー考え方には全力をもって反対する。
それは虐殺の第一歩である。



おまけ。頭が少し変だ!よーめんを見て知りましたが、昨日タイムリーな判決があったようです。



南京大虐殺」本の名誉棄損訴訟で著者らに賠償命令


 いわゆる「南京大虐殺」の生き残りとして体験を語り続けている中国人の女性を「生き残った少女とは別人だ」と指摘した書籍「『南京虐殺』の徹底検証」をめぐる訴訟で、東京地裁(三代川三千代裁判長)は2日、書籍が女性の名誉を傷つけたと認め、著者の東中野修道亜細亜大学教授(60)と出版社「展転社」(東京都文京区)に対し、慰謝料など計350万円を女性に支払うよう命じる判決を言い渡した。


 訴えていたのは、中国・南京市に住む夏淑琴さん(78)。8歳だった37年12月、自宅に押し入った日本兵に両親ら7人を殺され、自身も銃剣で刺されたという。


 判決などによると、事件翌年に米国人牧師が現地で撮影した16ミリフィルムがあり、解説文の中に「8歳の少女」が登場する。東中野教授はこの解説文を検証して、著書で「『8歳の少女』と夏淑琴は別人で、事実を語っていない」という趣旨の指摘をした。


 三代川裁判長は、解説文中の「銃剣で突かれた」という意味の英語を東中野教授が「銃剣で突き殺された」と訳したために別人と誤って解釈したと認定。「通常の研究者であれば矛盾を認識するはずで、原資料の解釈はおよそ妥当ではなく学問研究の成果に値しない」とし、教授の指摘は「真実であるとする理由がない」と判断した。


 展転社によると同書は約8000部発行。別の出版社が英語版、中国語版も発行しているため、判決は東中野教授に、さらに翻訳版の分として50万円の支払いを命じた。


 判決後に記者会見した夏さんは「南京虐殺から70年を前にして記念すべき日で、亡くなった同胞にも一つの弔いになった。真実を述べる機会はそんなに多くない。これからも史実を語り続けたい」と語った。東中野教授は「非常に心外だ。控訴する方針だ」とのコメントを出した。


以上、アサヒ・コム
東中野修道、裁判所からも「詐欺師」とお墨付きが出たようです。
まあ、妥当な判決でしょうね。
「大学教授が出している本」と言えば、なんとなく「学会の審査を通っているんだからまとも」みたいな先入観があるけど
あの本、別に歴史学会の審査通った研究をもとにしているわけじゃないし、読んでみたらデタラメもいいとこだったし。
けっこうまとめサイトとかあるんで探してみてみるのもいいかも。
これは判決の前に書かれたものだけど、参考として貼っときます。
http://wiki.livedoor.jp/nankingfaq/d/%b2%c6%bd%ca%b6%d7%a4%b5%a4%f3%a4%ce%be%da%b8%c0%c8%dd%c4%ea


ただ、この判決には不満が一つある。
慰謝料400万円って安すぎだろ!
東中野が愛国商売でぼろ儲けした額を考えりゃ、400万円なんてホイホイ払えるだろ!
まあ、これからも同じような裁判があるかも知れないから、一応お祝いしておこう。
東中野よ。
ざまーみろ。
もっと苦しめ。もっと苦しむがいい。



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