「南京の真実」の真実

南京の真実という映画を作る計画があります。
(あくまで計画ですが)
んで、この映画、東中野修道が全面に出てくるということは、


真実を正しく伝える気が金輪際無いってことがもろ分かりの映画なんですが、


(だって東中野修道って詐欺師だし。なぜ彼が詐欺師だと分かったのかはこのエントリ参照。なお、ここで重要なのは、東中野氏は信念のもと「南京大虐殺は無かった」と言っているわけでも
本当に南京大虐殺は無かったと信じているわけでもなく、実は自分の言っていることが正しくないという自覚のもとやっている、ということに注意。


ちょっと東中野修道についてまとめてみる。
東中野修道南京大虐殺論争のうち、現存するほぼ唯一のまぼろし派。
小林よしのりとか彼の言論に完全に乗っかってて自分で調べていない人は除く。ちなみに今は亡きまぼろし派で彼の戦友の田中正明は「資料改竄」という歴史を知る上で一番やってはいけないことをやった人間として有名)

1998年,50歳くらいまでは全く南京とかに関わることなく、東ドイツの政治が専門の地味な教授だった。
1998年、著書『「南京虐殺」の徹底検証』上梓。
いきなり商用出版。
(解説。大学教授とかが本を出す時はたいてい学会に出した自分の研究の集大成みたいな感じで出すため、学会でなくいきなり商用出版で出すのはまれ。学会に出しても相手にされないことを分かってたんだろう)
『「南京虐殺」の徹底検証』…日本軍は中国兵の捕虜、民間人等を一切殺していないと主張。「殺した」って書いてある日本軍の将兵の日記とかは山ほどあるのに、MMRな読み方で「これは殺したという意味ではない!」と主張する本。
まあ当然のごとく無数にツッコミはいれられているわけで。
http://www.geocities.jp/yu77799/higasinakano0.html
http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2006/07/post_a04c.html

その後、さすがにボコボコにされたので、「捕虜は殺してない!」と主張するのをガラリと変え、「再現 南京戦」では捕虜を殺していることをあっさり認めている。(今度は捕虜を殺すのは合法!って主張なのだが、大学教授とあろう者が訂正もせずに以前言ったことをひっくり返すのはどうなんだ。)
まあそれも無限にツッコミが入れられているんだが、
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/saigen1.html
http://wiki.livedoor.jp/nankingfaq/d/%c5%ec%c3%e6%cc%ee%c8%dd%c4%ea%cf%c0

まあそれはいいや。
ちなみに、「南京虐殺証拠写真を検証する」って本があるけど、あれも写真に初めから証拠能力なんて無いだろって思うし、写真の選び方が思いっきり恣意的で、
「証拠とされるものを調べてみたらニセモノだった」ではなく実は
「ニセモノと断定できるものを『証拠とされている』」としてだけ。
さらに、この写真のこの被害者とこの写真のこの被害者は似ている!てゆうか同一人物!
つまりこれはやらせ写真!
っていう お前はコンノケンイチっていうビックリ理論のオンパレードらしい。


とにかく、東中野修道はカスだと思う。
別に南京事件は無いって信じてる信者はいいんだよ。
テメエらが騙されて創価学会よろしく金しぼり取られるのは勝手だ。
しかし、大学教授という立場を利用してインチキ本を(インチキ本と知りながら)さも価値があるかのような触れ込みで売りつけるこいつは、本気でカスだ。
普通に許せない。




んで。某ブログで知ったんですが、「南京の真実」の監督をすると言ってる水島総さんもまた
トンデモない人物らしいですね。


水島総、南京の生き残り日本兵に処刑宣告
http://www.youtube.com/watch?v=HkCAzsp6Rdk


まあ、とりあえず言うことを言っとくと、
戦後生まれの分際で実際に国のために戦った生き神さまともいうべき存在になんつーことを言うんだと。
お年寄りに対してそんな口の聞き方を聞けるイデオロギーが異常だと。
こういう奴らが「靖国に参拝するのは国を守った人間のたいする敬礼の気持ちだ」なんていっても、僕は全く信じない。
全く信じない。
国のために戦い命からがら生き延びてきた人間に対して、自分のイデオロギーに都合が悪い、ただそれだけの理由で罵倒するような人間は。
てめえ、靖国の英霊がもし口が聞けたらやっぱ「処刑」とか言うんだろ?
死人に口無しなことをいいことに、いい様に政治利用してるだけじゃないか。


処刑を言い渡された寺嶋さんは同じ時にこういうことも言ったそうです。
寺嶋「これはね、やはりあのー、戦争に参加したものでないと分からんけれども、中国と戦争した場合には、最初はあのみな制服を着ているわけですね、でー、負けかけるとですね、銃もほっといて逃げるわけですよ」
田原「ああ中国兵がね」
寺嶋「そして、普通の百姓の服をするわけです」
田原「便衣服って言うんですよ、便衣服ね」
寺嶋「そうして撃って来るわけですね。あのー我々が行きますとね。だからどこから撃ってくるか分からんですね」
田原「つまり、中国の国民市民、一般の市民と同じ格好をするわけ」
寺嶋「ええ、はい、化けるわけですね。で、そういうふうになってくるものだから、我々としてみたらやらざるをえん。自分の身がやっぱりかわいいですからね。撃たざるをえない。ということを、まだいたいはじまりました。そういうことでね。それからね、皆様ご存知と思いますけれども、中国軍と戦争しますとね、一番前の塹壕。こうゆう深い塹壕ですね。これには民兵いっぱいおるわけですよ」
田原「みんぺい?」
寺嶋「民兵
田原「なんですか『みんぺい』っていうのは」
寺嶋「普通の民間人」
田原「民間人? はいはい」
寺嶋「それに小銃持たして、ほいで足に全部鎖が付いてあるんです」
田原「へえ!」
寺嶋「逃げないように、ねえ」
田原「一番の前線が、民間人を、足に鎖をつけて! ほおー」
寺嶋「そして鎖に足つけてあるんですね。その後に督戦隊というのがおるんですよ」
田原「なに?」
寺嶋「督戦隊」
田原「はい」
寺嶋「その前の兵隊が逃げないように、逃げたら撃つ、後ろから」
田原「あ、自分達の味方を撃つためにいるんですか、はあー」
寺嶋「ですからね、なかなか落ちなかったんですですよ、私達が攻撃しますとね。落ちんはずですよ、足に鎖が付けて逃げられない。最後まで戦うわけですね」
田原「ああ、死んでも逃げられない訳ですか」
寺嶋「ああそうですね。それを私達は見ましてね、いやー酷い国だなと思いましたけどね」


こういうこと言う人間が中国共産党の手先かどうかくらい、ちょっとでも頭脳があればわかることだろうが。


南京の真実」、映画を製作する!って触れ込みでお布施を募ったところ、もう一億円以儲けたらしいですね。
とりあえず、僕には水島さんが純粋に映画を作りたいために資金を集めている(東中野に騙されているほど頭が悪い)のか、それとも東中野とグルになって詐欺を働いているのかは判断がつかなかった。
前者ならまだいいんだよ。例えできるのがフィクションでもお布施を寄付する信者も幸せで、映画作ってる方も幸せで誰も損しないんだから。
まあ、本当にできちまったら(特亜は論外として)アメリカやフィリピン等から「頭沸いたのか日本」って思われることくらいだしな。
んでも、
在日特権を許さないプロ市民の会
とか、
瀬戸ゼリ幸
とか、
(これはよく知らないけど)
毒吐き@てっく


とかを見る限り、


愛国商売はボロ儲け


って計算が働いていないとは言い切れない気がする。



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