教員免許は更新制にすべきか

教員免許の更新制について国会で議論がされているので、ここで僕の意見を書こうと思う。
僕は、現状では教員免許の更新制度は反対である。
無能教師が一度教員採用試験に引っかかれば全くクビになる事がない、というのは確かに問題だが、
「10年に一度、30時間の講習」
というのは現在の教員免許の問題点が根本的に分かってないんじゃないかと思えるんである。
教員免許は、大学で下らない講義を延々と聞かされた後、2週間ないし3週間の教育実習を経るともらえる。
何が一番の問題かというと、実質的に意味があるのがわずか半月の教育実習だけで、あとは机上の空論を聞き流しさえすればもらえるってことだろう。
運転免許と比べてほしい。
運転免許は、普通に教習所で取るのなら、講義を受けて、ペーパーテストをクリアして、練習場で練習して、実地で練習して、技術試験をクリアして、初めてもらえる。
それにたいして、教員免許は、講義を受ける+実地で練習だけでもらえるんである。
運転免許よりずっと有利な資格なのに、運転免許よりずっと楽勝でもらえるのだ。
正直な話、30時間の講習なんて受けても教師の負担が増える(もちろんそのぶんのしわ寄せは授業の質ないしは量のの低下、という形で表れる)だけで、ダメ教師を鍛えるのには何の寄与もなさないだろう。
ダメ教師がダメなのは、講義を受けるのが不足しているわけではなく、人格がダメだったり、分かっている事を伝えるのがヘタだったり、思想(以下略


ネットでは、「日教組幹部を排除できる」とか賛成の意見が大いみたいだけど、正直な話これで日教組を排除するのは難しいと思うよ。
むしろ熱血で仕事量の多い教師の方がやられてしまうと思う。


だからいまのところ反対なんであるが、政府案に対する民主党の対案が
「教員免許を与えるのを修士卒に限定する」
ってゆう斜め上っぷりには絶望するしかないんだが。
ただえさえ教師には常識がないとか言われてんのに、これ以上非常識野郎を増やしてどうするんですか、民主党さん。
長く大学にいれば教えるのがうまくなるんなら、修士どころか博士でている大学教授が何であんなに教えるのがへたくそなんですか。
「対案路線」とか言うけど、何でも出しゃいいってもんじゃないでしょう。
頼むから、対案を出すのなら国民のためになるような対案を考えてください。




やっぱ実際の教師相手に実地訓練を山盛りやらせるのが一番だとおもう

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