福島瑞穂の「迷言」を捏造と判断してよいワケ

某ブログ(また誰かさんが訳のわからんイチャモンをつけてくるかも知れないので実名は挙げない。人気blogランキングで結構上のほう、とだけ言っておく)
のエントリ
汚物をまき散らして、あとは知らん顔を決め込む恥知らず
の中で、こんな文章があった。

自分の言葉には常に責任を負わなければならない。
汚物をまき散らして、あとは知らん顔を決め込むのなら、ブログなんて書くな!!!

全面的に賛成である。
さんざん不愉快振りまいといて、「これは私の自己満足だから〜」とか言ってほっかむりするなんて最低である。
オナニーがしたいんだったら、一人でしてろ。
チラシの裏にでも書いておけ。
たとえ公開するにせよ、関係ない人物まで巻き込むな。迷惑だ!


まあ、これで十分だとは思うんだ。
十分なんだが、こういうことで敵を増やすのは嫌なので、分かってもらいたいので、
葵さんの怒りのもとになったらしい、「福島コピペとメディアリテラシー」についての誤解をといておく。
読んでください。
ああ、僕も甘いなあ。
甘いことばっかり言ってるから共産党はいつまでも政権が取れないんだな。
関係ないか。
一つだけ注意。読む前に、外にでて5分以上深呼吸して、カルシウムを十分に取ること。
息子さんでも友達でもダンナさんでもいいから、誰かに読んでもらって、客観的な意見を教えてもらうこと。


まず、「リテラシーがない」という言葉は、僕は
「情報を取捨選択できない」
「インターネットで手に入れた情報をうまく使いこなすことができない」
と言う意味で使った。
要するに、「ネットに転がっている情報のうち、どれが真実でどれが真実でないか見分ける力がない」ってことだ。
というか普通、そういう意味でとると思う。
「文盲」だとかいう意味にするのは、普通とは言えない。
(単に言葉の意味を知らないだけだと思うけど、そういった場合、早とちりして相手を非難するのでなく、まずは自分の考えた意味を疑うことの方が先だよね?)
もうそこからして間違っている。
リテラシーがない→ん?文盲と言う意味?→馬鹿にしてるだろ!
ってなるのは、まさに「リテラシーがない」証拠である。


でだ。
問題のコピペをもう一度掲げる。


何年か前の「朝まで生テレビ」での再現。

その日のテーマは「警察官の拳銃使用について」。

福島「警察官の拳銃使用は絶対反対。犯罪者と言えども

人権はある訳ですしぃ〜、犯人には傷一つ付けてはいけない。

例え凶器を持った凶悪犯と言えども警察官は丸腰で逮捕に向かうべき」

田原「そんな事して、警察官が殺されたら?」

福島「それは警察官の職務ですしぃ〜〜」

(「ええっ〜」と言う驚きの声がスタジオ中に響き渡る)

その声にまずいと思ったか福島が続ける。

福島「それに犯人がそんなに抵抗するんだったら無理して逮捕する

必要は無いと思うんですよぉ〜、逃がしても良い訳ですしぃ〜」

田原「じゃっ、逃がした犯人が別の所でまた人を殺したら?」

福島「それはそれで別の問題ですしぃ〜」


これはインターネットで爆発的にさまざまなところにペーストされた超有名なコピペである。
葵さんも、(ブームに5年くらい遅れて)嬉々として使っていたので、
僕が優しく↓のブログを示してあげた。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060606/p1
要約すると、


2ちゃんねる」で有名なこのコピペの発祥はどこか2ちゃんねるの過去ログを調べてみた。
このコピペ、何かひっかかる点がある(朝生には「銃の使用」なんてテーマはない、朝生では観衆にどよめきなどおきない)ので、出所を知りたかったのだ。
調査の結果、ある時点(03/07/09 21:06)でいきなりこのコピペが出始め、それから爆発的にこのコピペが広まっている。
それ以前(03/07/09 21:06以前)に福島氏の問題の発言を取り上げる書き込みは一切なかった。
これって不自然じゃない?


とまあ、こんな問題提起があって、そこから2ちゃんねるその他で怒涛のごとく検証が始まった。
その発言が本当であって欲しい人が、何百人と参加して、「自分が正しい、あの発言は捏造でない」ことを証明しようとした。
1996年から2004年(問題のコピペは2003年にはすでに存在していたのだから、当然それよりは前である。福島の初当選は98年)までの朝生の動画を探してアップして、問題の発言を探した。
自分がコピペした発言が捏造であったのなら大いなる恥辱だとばかりに、血眼になってそれらしい発言をチェックした。


…しかし、見つからなかった。
動画はアップされて誰でもチェックできるのだから、「社民党支持者が意図的に隠した」というのは考えられない。
チェックしている間、何百人もの「自分は見た、だからこれは正しい」と言うものが現れた。
現れたんだよ。葵さん。あんたと同じこという人間は何百人もいたんだよ。
しかし、「見た」という人の証言は、コピペの内容以外は極めて曖昧 で、しかも証言者同士で明らかに矛盾する ものだった。
見たという時間、内容、そのときの顔ぶれなど、見事にバラバラだった。


どういうことか分かるか?
この「見た」という人たちは、「記憶の刷り込み」だった、と考えるのが一番自然なんだよ。


記憶の刷り込みー心理学者のエリザベス・ロフタス氏が詳しく調べた概念

簡単に「記憶が作られる」実験例

ロフタスは、こうした偽りの記憶が案外簡単に作れることを学生に気付かせるため、「誰かに実際には
無かったものの記憶をもたせる」という課題を授業で出しているそうです。課題に取り組んだあるグループは、
駅やバス停、ショッピングセンターなどで次のような実験を行いました。

女学生2人が駅の待合室に入り、1人がベンチの上に大きな荷物を乗せた後、2人一緒になって
時刻表を確認するために、荷物を置いたままその場所を離れました。

2人が離れている間に別の学生が1人、人目を避けるように荷物に近づき、中から何かを取り出して
(実際には何も取っていません)コートの下に隠すフリをし、急いでそこから離れてしまいます。

やがて女学生は戻ってくると、「まあ、私のテープレコーダがなくなっているわ!」と叫びます。
彼女はさらに、上司が彼女のためにそのテープレコーダを特別に貸してくれたこと、高価なものであることなどを
泣きながら訴えます。

2人はその場に居合わせた目撃者たちに、犯行の様子を詳しく教えてくれるように訴え、多くの人は協力を申し出ました。

1週間後、保険代理人をよそおっていくつかの質問をし、一連の質問の最後に「テープレコーダは見ましたか」と
尋ねました。すると、目撃者の半数以上が実際には存在しなかったテープレコーダを見た覚えがあると答え、
そう答えたほとんどの人が詳しく描写したのです。

「色はグレーだった」とか、「黒い色をしていた」とか、「ケースに入っていた」または「ケースには入っていなかった」、
「アンテナが付いていた」など、実際には存在しなかったものを、本当に見たかのように詳しく生き生きと語ったのです。


要するに、「記憶」ってのは結構あいまいなもので、実際には見ていないものを「見た」と思うのは良くある話だってことだ。
まあつまり、

見たと言う人はは前提条件として
・福島に対して良い印象を持っていない(ここで既にバイアスが掛かっている)
・朝生やサンプロで田原が福島をいじるのを何度か目撃している


     ↓ ここで既に福島に対する印象が決定されている


・当該コピペを目撃する
・自分が抱いていた、上記の印象と合致する
・類例の目撃体験があるのでコピペと自己体験を同一化する

    
     ↓ これにより記憶が作られる


・確かに見たと思いこむ
・場合によっては類例の体験と「見た(と思いこんだ作られた記憶)」を混同し、
 その周辺記憶(誰と見ていたとか、誰と出演していたとか)を抱き合わせて
 記憶が再編集される

こう考えれば無意識のうちに見たと思いこんでる人にとって、
明確な日時や決定的な裏付けが出来ないし、コピペのソースも出てこなくて当然。


とゆうこと。検証に加わっている人が
「確かに見たと記憶しているんだが、というか絶対に見たんだが、状況を考えれば刷り込みだと考えるべきなんだろうな」
と言い出すことは何十回も繰り返された。


別に僕は葵さんもそうなんだろう、と決め付ける気はない。しかし、葵さんが
「そんなことない、私は見た」と言ったところで、僕やその他の人が全く納得しないってことは分かるよね?
(というか分かってくれ)


そのような状況なのに、「これは事実。なぜなら私は見たから」と言いはるとゆうことは、
自分の言い分に説得力がないと分かっていないのか、僕がせっかく言ったことをまるっきり無視しているのか、どっちかは分からないけど、
どっちだったとしても「リテラシーがない」と言えるだろう。
あの文章を読んでそれでも「あれは本当だよ。だって見たもん」と言いはるのならきちんとあの文章の言っていることを把握していない証拠だし、そもそも読んでいないのなら、それで僕に逆ギレするのはお門違いというものだろう。
「見た」と言うだけじゃ誰も納得しないんだよ。せめて「いつ頃、周りはどのようなメンツだったか」くらいは言ってくれないと。


百人の人がいれば百人の真実があるなんて嘘っぱちだ。
真実は一つしかない。つまり、「福島氏は問題の発言を言ったor言わない」しかありえない。
つーか、葵さん、僕が社民党大嫌いなことくらい知ってるだろ。
福島瑞穂に一刻も早くクタバッて欲しいこと知ってるだろ。
できればそのコピペが真実であった方が僕の溜飲が下がることくらい分かっているだろ。
でも、状況を考えると、「残念ながらこれは真実ではないと考えるしかないな」っていうことなんだよ。
何で僕が「社民党大好きだ〜だからこれは嘘なんだ〜」って主張してることになってるんだよ。
ありえないだろ。
僕は一刻も早い社民党の消滅を望んでいるんだから、根拠もなくみずほちゃんをかばったりなんかするものか。
僕だって断腸の思いで、「これは捏造だ」と言ってるんだ。


それから、「韓国はなぜ反日か」はブログじゃないぞ。
葵さんの中ではブログになっているのかも知れないけど。
「これは自分の自己満足の文章なんだ。だから真実は人それぞれなんだ。私の中では「韓国はなぜ反日か」はブログなんだからブログでいいんだ」
って話が通るとでも思っているのか?
いいか?あんたの中では「韓国はなぜ反日か」はブログかもしれない。
しかし、アンタ以外の全員は、「ブログではない」というだろう。
嘘だと思うのなら、見てみ。
韓国はなぜ反日か
これがブログか?
誰だって、これはブログではないというだろ?


ちなみに、カウンタの数を見てもらえれば分かるが、超絶カリスマサイトである。
一部のネット右翼の中では、完全に聖書扱いと言っていい。
2chとかその手の掲示板で少しでもこのサイトを悪く言おうものなら、完全に袋叩きにあう。
僕も何度も猛烈に叩かれた。
まあそういうサイトなんだ。
僕が反論し始めてから少しばかりそういう空気が揺らぎ始めたかな、という気はするが、まだまだこのサイトを聖書にして崇め奉ってる掲示板は山ほどあるから、試しに行ってみ。
変なこと言った瞬間袋叩きに会うこと必至だから。
正直、このサイトの作者と僕とではマンモスとアリンコくらいの勢力の差があるわけよ。


分かるか?
あなたは、僕を非難する上で、最低限の礼儀である、事実関係を確かめるってことすらやってない訳よ。
ガキじゃないんだから、事実誤認の上で他人様を人格攻撃までしておいて突っ込まれたら
「この日本は言論の自由がある素晴らしい国なんだから、何を発言しても良いではないか?」
なんて言い分が通るわけないってくらい分かるだろ?

というか分かってくれよ。
どこの国に人を罵倒しておいて反応があったら「これは私のストレス発散だから何してもいいのだ〜」っていう自由があるんだ?
どこの国に嘘を「私の真実」と定めてよい自由があるんだ?


応援よろしくお願いします→と言いたいところですが、また「ブログランクを目当てにしてる〜」とか訳の分からんこといわれるので、真意を示すためにも今回は投票はお休みです


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後日追加
これだけ一生懸命書いたのに、葵さんは僕の文章をろくに読みもせずにまた攻撃してきました。
もう本当に悲しいです。たのむよ。この文章、丸まる、アンタのためだけに書いたようなものじゃん。
頼むから読んでくれよ。こんなに一生懸命アンタに分かってもらえるように推敲して、表現考えて、で誠意を示すためにブログランク辞退までして、
それなのに何でロクに読みもせずに攻撃できるんだ?
わかんねえ。
わかんねえよ。アンタのことが。
馬鹿だとか政治についのことだとか以前に、あんた人としてどうなんだよ。
もうめちゃくちゃ悲しいよ。
これだけやっても分かってもらえなかったので、もうブログランクを再開します。
かわいそうな僕に応援お願いします。


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