ホワイトカラー・エグゼンプションについて

 会社で働いている大学やら高校やらの先輩の話を聞くと、めちゃくちゃ大変だってよく聞きます。
週休二日制?何それ?労働基準法?何それ?の感覚らしい。
さすがにインテリは「雇用がない」って事はないけど、
馬車馬の様に働かせられる。
確かに長時間勉強に縛り付けられている学生はたいてい我慢強いので
企業にとってみればいくら酷使しても文句を言わずに働く人間なわけでこれほどおいしいものはないよな。
社会主義で経済が疲弊しきって金欠のルーマニア人が「日本は豊かでうらやましいですね」
って日本人に話しかけて、日本の労働状況を聞いたとたんに「はあ?日本人は奴隷なのか?私は奴隷になるくらいならまだ貧乏のままの祖国の方がいい」
と言ったそうだ。(念のために言っとくけど別に社会主義がいいって言ってるわけじゃないからな)

そんなかわいそうなホワイト・カラーにホワイトカラー・イクゼンプションなるステキ(もちろん皮肉)な贈り物ができるらしいですね。


ホワイトカラー・イクゼンプション―労働者に対する労働時間規制を適用免除すること


要するに、「ホワイトカラー」と認めれば、いくらでも働かせていいということだ。週40時間どころか100時間働かせることも可能らしい。
しかも、時間に応じた給料をはらう必要がないため、「ホワイトカラー」の基準を上回ってさえいればいくらでもサービス残業=ただ働きを課すことができる。
その上、労働時間は経営者の管理対象から外れるので、過労死しようが過労自殺しようが、「自己責任」で終わらす事ができる。
一人の労働者に三人分の労働を課せば、払う給料は一人分だけでいい。(その分失業率は増えるけど)
経営者とすれば、ウハウハ間違いなしの制度ですね。













なめんなクソガキ!
この最低の制度は資本主義の本場アメリカ(←やはりお前か!)で行われている制度らしい。
しかし、アメリカでは、転職が簡単にできるので、あまりに非人道的な使い方をしていれば人材が流出しまくるので会社もそこまで酷い扱いはしない。
日本ではそんなことないので、「一日23時間働け。嫌ならやめてもらう」と言ってもいまさら再雇用のあてがないなら泣く泣く従うしかないわけだ。
しかも、アメリカと違って日本では罰則規定がなく、違反が見つかっても残業代を払えばすむらしい。
(万引きが見つかっても返せばOK、って主張を思い出す)
どこまでも国民をなめ腐った制度だ。
そりゃ働く気も無くなる人が続出するよ!
子供も作れないし、少子化にもなるよ!



何度も言うけど、こんな悪魔の制度が成り立つのは、与党が国民をなめきっているせいなんだぜ?
経団連(と創価学会統一教会)の操り人形の自民党がどんなに(献金と言う名の)ワイロをくれる経団連のみに有利な法体系にしても、
社民党や民主党は北朝鮮さえよければ日本人労働者はどうでもいいみたいだし、(民主党経団連にもすりよってるし)
共産党はがんばっているけど所詮数が少なすぎるし、
与党から転がり落ちるなんて夢にも思っていないんだろう。
どんな暴政をはたらこうが、民主主義社会においては与党は王様でありルールをきめる神様だからな。


つーわけでがんばれ日本共産党経団連をぶっつぶせ日本共産党


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参考文献
日本経済団体連合会ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/042/teigen.pdf
年収400万円超えたら残業代なし!?
経団連 ホワイトカラー労働者の「提言」 世界に例ない 労働時間規制の適用除外
アメリカのホワイトカラー・イグゼンプション制度を名前だけ参考に 世界の流れに逆行
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-27/2005062705_01_2.html
ホワイトカラーの労働 残業代を奪い取る財界の野望
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-25/02_01_0.html