続・本気で9条を変えたくないのなら

 この前本気で9条を変えたくないのなら即時核戦争を主張して一歩も譲るなと主張しましたが、このブログ始まって以来最大の反響を受けました。
(と言っても微々たる物かも知れせんが)
このブログ、基本的に僕が言いたいことを自分勝手に言うだけなので、そのときも自分勝手に言ってたのですが、
書き終わってから気が変わって「実際に護憲派の人に見てもらおう!」
と思ってトラバ送ってしまいました。
自分勝手に書くのではなくて、トラバ送るのなら、失礼のないように文章を書き直すべきでした。
その辺、配慮いたりませんでした。
申し訳ありませんでしたm(__)m


んで、一番多く来たクレームがこれです↓


改憲派を説得するような論法を考えろ」って偉そうなこと言っといて、自分は何も考えないわけ?」


おっしゃるとおりです。つっても僕は選挙になれば反対票を投じる気でいますが、そこまで何が何でも改正反対ってわけじゃないので(Runnerさんの言う優先順位の低い護憲派)、はっきし言って本気で考えていませんでした。



なので今から考えます。



ううむ。



いや、なんだかんだ言って難しいですよね。「憲法を変えない」という理屈は、「今の条文がベストであり、これより上は存在しない」ということを証明しなければいけないのに対し、「憲法を変える」という理屈は、今の条文よりよい条文が一つでもあることを示せばいいわけですから。
でも前者を証明することは少なくても僕の力では不可能なわけで。
ああ、そうだ。じゃあ「憲法を変えることという行為そのもののデメリット」に着目したらいいかも。
こんなのどうでしょう↓



現在の日本の三大憲法違反といえば、自衛隊(9条違反)、私学助成金(89条違反)、公明党(20条違反)である。9条を現実にあわせて改正するようなことをしたら、今度は創価学会が「9条も現実にあわせたんだから20条も現実に合わせましょうよ」なんて言いだしかねん!そうなったら、日本は創価王国になってしまう!



(解説。自民党本体は公明党が大好きだが、自民党支持者(特に憲法改正に前向きの支持者)は公明党が大大大っ嫌いである。)
え〜、どうでしょう。感想お待ちしています。


先ほど、自分を優先順位の低い護憲派と言いましたが、まあこれはいわゆる護憲派のうちにも「護憲のためならどんなカードでも使う!」って人から「○○するくらいなら改憲された方がマシ」って人までいるというRunnerさんの言葉を受けております。
僕の場合、「民主主義を破壊するくらいなら改憲された方がマシ」という事です。
一番分かりやすい例を挙げれば、過激派という護憲派団体があります。中核派とか核マル派とか。これらの主張は、「護憲のためなら犯罪もテロも正当化される!」という名は体をあらわすとおり、過激な主張をするわけです。
僕はこういう主張には賛成しません。
何度も言いますが、政治家っていうのは、「こういうことしますよ〜」っていう約束をして、国民がいいですよ〜って投票して、で国民の投票をたくさん集めた人が政治家になれるわけです。
民主主義ってのはそういうものです。
当選してから意見を変えるのは、「こういうことしますよ〜」っていったから投票した選挙民を裏切ることになるのです。
不合理だと思うでしょう。効率悪いと思うでしょう。(護憲派にとっては)自分の意見が反映されないから嫌なシステムだと思うでしょう。
悲しいことだけど、民主主義って冷たいんです。
でも、だからと言って民主主義を捨てたらどうなったかは日本が70年前に実証したでしょう。
正直な話、もしテロとか、脅迫まがいの電話とか、そういう方法で護憲が成功しても、その少数派が自分の意見を押し通したと言う成功例をみたら今度は「北朝鮮原子爆弾を落せ」という要求を突きつけるテロリストが現れるでしょう。
そんなのはごめんだと思いませんか?


僕が「民主主義において、少数派が自分の意見を押し通してはいけない。もし、護憲派が少数派でも結構だから少数派のままで自分の意見を押し通す、という考えを持っていたら、その考えには全力で反対する」
と言ったら、お玉さんは


護憲派は少数派ではない。レッテル貼りはよくない


とおっしゃいました。護憲派が多数派ならいいじゃないですか。今までのままで。憲法改正には国民投票過半数がいるんだから、護憲派が多数派なら、憲法改正にはいたらないんだから。
つーか、ぶっちゃけた話、僕、国民投票やりたいんですよ。
国の大事なことが国会という非常に限られた場所だけで決まるより、国民全員で参加して決めた方が、自分達で国の方針選んでる〜って気がするし。
その結果、改憲が否決できたら、改憲派の国会議員にNO!を突きつけたって事で、最高じゃないですか。
民主主義の勝利!とか言えるじゃないすか。
ブログで仲間を募ることはとてもいいことだと思います。デモすることも、署名することも。国会議員に手紙書くのもいいでしょう(たぶん議員本人は読まないと思うけど)
でも、電話はよくないと思います。
あと、議員でもない一般市民に共謀して大量にメールを出すことは、メールを出す側はそんなつもりがなくても、メールを受け取る側は脅迫されていると受け取ってしまう可能性があります。


つけ加えますが、誤解している方もいるかも知れませんが、僕は護憲派の方は全然嫌いじゃないですよ。意見の相違があるなんて百も承知です。意見が違ってもいいから、話せるなら喧々諤々に話し合って、そのあと酒でも飲んで一緒にarticle9でも歌いたいですね。(そういうノリ嫌いですか?)


ええ、前回のタイトルはあまりウケがよくなかったので、今回は


本気で憲法を変えたくないのなら、「改憲には有権者過半数の投票を必要とする」という法律を通せ!


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