民主党はいい加減に反民主党に名前を変えたら?

民主党高木義明国対委員長は9日午前の記者会見で、防衛庁の「省」昇格法案が民主、社民両党欠席のまま衆院安全保障委員会で審議入りしたことについて「与党の数の横暴が現実になった。極めて遺憾だ」と批判した。

 高木氏は「(防衛施設庁などの)談合問題の解決なくして審議を進めるべきでない」と強調。強行採決の可能性について「巨大与党といっても、良識ある公党ならしないだろう」とけん制した。

 この日の衆院議院運営委員会理事会では、与党側が別の審議案件で14日の本会議開会を提案したが、民主党は「衆院安保委が不正常な状態では受け入れられない」と協議を拒否した。


もう…何がなんだか…
毎度の事ながら、民主党社民党は民主主義が大嫌いのようです。
民主主義が大嫌いの癖に、「民主党」なんて名前つけるのはラーメンやらギョーザやらしかおいていないポルトガルの「日本料理店」より納得いかないです。
集団の全体で意思決定をしなければいけないとき、それぞれの考えがばらばらなら、全体の意思をとりあえず決める必要があります。
それで考え出されたのが、「民主主義」と言う方法。
まず話し合う。徹底的に話し合う。それで意見がまとまればOK。
まとまんなかったら仕方がない。
多数決をとって、多数を占める方を「正しい考え方」って決めてしまおうっていうのが民主主義の精神です。

正直な話、詳しいことは何も知らないので、防衛庁防衛省になることでどうなるのか、全く知りません。(ごめんなさい)
しかし、この民主党のやり方はありえません。
とりあえず、与党のやることが嫌だったら会議に出なさい。
そして、防衛省になることに問題があるのなら、徹底的にその問題を会議で話せばいいでしょう。
なぜ会議に出ない?
本当に問題があるのなら、議論が進めばその問題が明らかになって自分達の勝ちになる、と考えるのが妥当では?
議論が進んで与党案の問題が明らかになって、これはダメだろうって雰囲気になって、その段階でもまだ与党が採決を取ろうとしたら、そのとき初めて「強行採決」だの「数の暴力」だの言えばいいでしょう。
民主党政権交代を目指しているとか言ってますが、嘘ですね。
民主党が与党になったときのことをちょっとでも具体的に想像したこともないってことですから。
民主党が与党になったとき、野党が会議にすら出ず、それで無視したら「数の暴力」って言ったらどうします?
なめるなって思うでしょ?
屁をこいてはよう死ねって思うでしょ?
それとも何ですか?
民主党は完璧だから与党になったら一回もミスをしないし誰からも文句の出ない完全無欠の政策を実行できるとか思っているわけ?
もしそう思っているのだったら、名誉独裁者の称号を与えます。
あなたは権力をつかんだら、必ず粛清、異論者の抹殺に走るでしょう。


この世の中に、「正しい政策」というものはありません。
絶対にありません。
一つ政策があれば、百の不平は必ず出てきます。
しかし、百の不平があっても千の賛成があれば、「正しいとは言えないけど、これを全体の意思としよう」
とするのが民主主義であって、一人の独裁者の言うことを正しいとする独裁制と最もかけ離れた制度です。
自分がどんなに不満でも、自分の意見がどんなに「正しく」ても自分の意見に反対する人の方が多かったら引き下がるのが民主主義。
本当に自民のやることがめちゃくちゃで、なおかつ本当に政権交代をしたいのなら、審議拒否は一切するべきでない。
国会で民主党が十分に自民党案のどこが変でどこが問題なのかを指摘して、
自民党が反論できなくて、それでも採決するようなら、国民は自民に愛想をつかして民主党に投票するでしょう。
さすれば民主党の唯一の目標の政権交代も可能になります。
今のままでは「何かよくわかんないけど、とにかく民主党が反対しているからこれはやっちゃいけないんだね!」
っていう民主党支持者というより民主党信者と言った方がいいアホ(そういうのが結構いるのが問題なのですが)しか一連の行動支持してくれません。
まあ自分が出した法案に自分で反対する政党に何言っても無駄だと思いますが。
(あれで、民主党は主義主張から反対しているのではなく、自民党がやるから反対しているんだという事実に気づいた人多いと思いますよ)


その点、共産党はちゃんと会議に出ているから偉い。
言論には言論で対抗している。
民主主義を共産主義と対極に位置づける人も多いけど、
少なくても共産党民主党の百倍は民主主義について理解しています。
人権擁護法案の時だって、民主や社民が前向きな状態でも孤軍奮闘して国会で論戦して
言論によって廃案に追い込んだわけだし。
たけしが言ってたけど、本当に政党って自民党共産党だけでいいよ。
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