『韓国は「なぜ」反日か』と日本史

僕がなぜこの『韓国は「なぜ」反日か』について書こうかと思ったのかというと、
このサイト、カリスマ的な人気なのに、あまり体系だった反論をしているサイトが見つからなかったからだ。
じゃあ自分でやろう、と思ったわけ。
(もしすでにあったのならゴメンナサイ)


つっても、悲しいことに、僕は韓国について何も知らない。
悲しいほど何も知らない。
しかし、このサイトは日本のことにも書かれている。
僕は誇り高き日本民族(笑)だから、日本のことなら少しは知っている。
(「少しは知っている」レベルだから、そこまで大したことは言わないです)


このサイトは、僕が知る限り、圧倒的な支持を得ている(と思う。)
このサイトがなぜ素晴らしいかというと、きちんとした「理由」を書いてあるからだ。
共産主義者は悪意の塊」とか「韓国人は悪いことしかやらない」とか「アベシンゾーは日本を悪くようとしている」とかそういう主張をするサイトは山ほどあるが、
僕がそういうサイトをハナから信じられないのは、「悪いことするために悪いことをする人間なんているわけないだろ」という、単純な真理からだ。
しかし、このサイトには「なぜ韓国は反日なのか」「なぜ韓国は悪いことばかりするのか」という「理由」を明確に書いている。
しかもそれが我々の日常とうまくリンクして一本の線につながっていて、とても説得力があり、頭が後ろから覚醒していくような知的興奮が味わえる。
それともう一つ、このサイトが素晴らしいのは、「品位」を保っている、ということだ。
おそらくはこのサイトの作者も2ちゃんねらーなのだろうが、凡百の2ちゃんねる系サイトと違い、
汚い罵詈雑言や何が面白いのか分からない絵や用語を使わずに、
できるだけ冷静に客観的なように見せる努力をふんだんにしている。
2ちゃんねるで少しでもこのサイトを悪く言おうものなら
「在日乙www」だの「ホロン部必死だな」だの言われることは必死だが、
サイトの作者自身は民主主義にのっとって、理知的な再反論なり訂正なりをしてくれるものと思う。



ではいきます。
ああ、ここから先は、このサイト見ていない人は見ないでください。
こんな素晴らしいサイトを先入観見てみるなんてもったいないです。




まず[1]についてですが、先ほども言ったように僕は韓国国内のことをまったく知らないのでとばします。
一つだけいえることは、僕の友達の韓国人は死ぬほどいい人だってことです。
わざわざ日本の大学来るくらいだからかなりの親日派だろうってことを考えないといけませんが。


[2]
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併合の真実、それは考えてみれば単純だ。


そもそも朝鮮半島には資源などなかったのだから富の搾取など初めから
期待できないし、その程度の小さな富など望んでもいない。
日本側にとって併合の目的は「ロシア・中国の侵攻から日本を守ること」である。


だから朝鮮という国には「増長する共産圏勢力が日本に攻め入らないように
するための防波堤
」へと早く成長・自立してもらわなければ意味がない。


(「韓国はなぜ反日か」より引用)

ええと、歴史を何も分かっていないというか…
そもそも、「増長」って「調子に乗る」って意味だと思いますが、まあそれはおいといて、
増長する共産圏勢力…
ロシアが革命によって共産圏になるのは1917年中国共産党が中国を支配するのは1949年、日本の韓国併合が完了するのが1910年なのですが。
日本は明治維新すぐに韓国の征服を目標とする「征韓論」が出てますし、1876年には武力攻撃しています。(江華島事件
共産主義ってのは最終目標が「世界統一革命」だから国土増大が国是ってのは分かるのですが、そのとき清は西欧の列強に攻められて太平天国の乱で国中ボロボロでとても日本を攻める余裕なんてなかったし、ロシアもトルコと戦争しており、日本を攻めるなんて眼中にありませんでした。(ロシアが東方に目を向けるのはベルリン条約以降)
あと、明治維新のあと西洋化して日本は朝鮮より大きく進んだ国になったのは確かですが、朝鮮は糞にまみれた土人の国っていう表現はいかがかと思います。


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韓国は反日のために
大量に強制徴用された というフィクションを作った。
他の「韓国が反日のために作った嘘の具体例」が本当なのかどうかは分かりませんが、少なくても、これは嘘です。
日本が大量に強制徴用したのは事実です。
もっとも、本土の人間が赤紙一枚で戦場に引っ張りだされたのに比べれば徴兵が免除されていただけマシかも知れない、という言い方はできますが。
本土では徴兵のため働き手がいなくなったため、外地から労働力を引っ張り出されました。



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こんな話がある。


かつて、本田技研(ホンダ)の創業者、本田宗一郎氏が
発展途上国支援の為に、台湾と韓国へ技術支援に行った。


技術を伝授して、しばらくすると台湾から、


  「日本と同じものが作れるようになりました。是非見に来てください!」


と連絡が入った。
台湾人は、腕を上げたことを師である本田氏に報告したのである。
そしてまたしばらくして韓国からも連絡があった。



  「日本と同じものが作れるようになりました。もう来なくていいです。」


そして韓国は本田とのライセンス契約を一方的に解消し、
エンジンからデザインまで全くのコピー品を韓国ブランド”として販売し始めた。


つまり、技術を盗み終わったら師は「用済み」だと言い、
しかも、技術提供の代価であるライセンス料すら払いたくないという
実に韓国人らしい自分勝手な言い分なのである。


本田宗一郎氏は大変失望してこう話したという。



   「韓国とは絶対に関わるな」


と。



(韓国はなぜ反日かより引用)
この話、『夢を力に ―私の履歴書』からの引用となっていますが、この本の中にそのような内容は一切見当たりません。
そもそもなぜ自伝からの引用なのに「こう話したという。」
という書き方なのだ!自伝に「韓国とは絶対に関わるな」と書いてあったのなら「こう記した」とかじゃねえのか!


詳しく話すと、この本田さんの話は、ヒミツの大計画と同じく、2ちゃんねる発祥のデマらしい。
裏をとらずにページにのっけるからこういうことになるんだ。


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「中国は親、朝鮮は兄、日本は弟」と韓国は見ているが、これは間違いである。


実際は、ご存知の通り日本は“直接”中国と国交があり、ほとんどの文化は
朝鮮など経由することなく直接伝わったので、朝鮮を兄とする理由などない。


また、日本は朝鮮と違って中国に媚びへつらう属国だったことがないどころか
アジアで唯一中国に従わなかったのが日本だ。中国にとって気に入らない
国として真っ向から戦争して勝利している。……朝鮮とは正反対なのである。


日本が他のアジア諸国と同様、中国を含む様々な国々の影響を受けたことは
間違いないが、太古の昔より日本にとって中国は『親ではなくライバル』だった。


(「韓国は「なぜ」反日か」より)
僕のイメージでは中国が兄で日本が弟っていうイメージなんだけどなあ…
少なくても19世紀中ほどまでは中国>>>>>日本だったことは間違いないんだし。
明治維新以降完全に弟が逆転したけど。
まず、百済観音とかあるから朝鮮を経由して日本に伝わった文化ってのは確実にあるし、アジアで唯一中国に従わなかったのが日本ってゆうのはどういうことなんだろう。


アジアとは「中国」と「朝鮮」だけなのか?


    否。

『アジア』とは、


アフガニスタン
アラブ首長国連邦


(以下略)

と表現をパクってみました。アフガニスタンモンゴル帝国に屈服しましたが、あれは中国がモンゴルに征服されたものだし。アラブは中国に屈服したことはないし。


中国にとって気に入らない 国として真っ向から戦争して勝利している。
とは多分元寇のことなのでしょうが、朝鮮も元とは戦っていますし、(負けて属国になりましたが)インドやベトナムなど、モンゴル帝国の侵攻を防いだのは日本だけじゃないし。
日本も「漢倭奴国王」なんて屈辱的(まあそんな風には思ってなかったでしょうが)な金印もらってるし足利義満だって明に貢いで「日本国王」の称号もらってるし。
(そのころは権力が将軍>>>天皇だった)
つまり、そのころは一番上に明の皇帝がいて、それに配下する形で朝鮮国王とか日本国王とかいたわけで。
まあ朝鮮は全然兄じゃないことは確かだけど、こういう日本は昔から凄かったんだ!っていう主張を捏造までして繰り広げられると、ウリナラマンセーな歴史になっちまいますよ。


長くなってので、この辺で切ります。


くどいようですが、このサイトは、非常によいサイトです。読まないと人生損しているようなものなので、読みましょう!


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